【ブログ】白い靴作成#1
ドール用革靴作家ishikraft(イシクラフト)です。
オビツ11用の白い靴を作り始めました。
過去に作った白い靴はアッパーが白で靴底は黒でした。
今回作成する靴は靴底まで白い靴を作ろうと思っています。
ちなみに靴底が白というのは靴底を横から見た部分が白ということです。
アウトソール(地面と接地する靴の裏の部分)は今まで通り革そのままの色です。
今回の白い靴に限らず過去に作成した靴のアウトソールは基本的に革の色です。
着色等ぜずに革本来の色が見えるようにしてあります。
理由として革は時間とともに経年変化(エイジング)し味が出てきます。
そのため靴を使っていくうちに愛着が沸いてくることと思います。
革が経年変化していくことを革が育つと言ったりします。
時間の経過とともに色が変化し育っていく様子を見ていただきたいと思っています。
より長く靴をつかっていただけたらという思いからアウトソールは革本来の色にしてあります。
いろいろな種類で白い靴を作りたいと考えています。
その中でまずはプレーントゥとホールカットを作っていきます。
白い靴ではじめに思い浮かんだのはこの2足でした。
プレーントゥは王道、ホールカットはスマートでおしゃれといった印象です。
まずはこの二足のパーツの切り出しを行いました。
今回切り出した革はエナメルです。
エナメルを選んだのは一番はっきりとした白であるという点です。
真っ白い靴ということでより白い革を選びました。
だだしエナメルの革は張りが強く形成しにくいのが難点です。
以前に黒いエナメルで靴を作成したことがありましたがそのときはだいぶ苦戦したのでそれ以来使用せずにいました。
しかし今回、より白いということに重点を置きエナメルでの作成に再度挑戦したいと思います。
以前より作成方法を改善している点もいくつかあるのでうまくできることを期待しています。
今後作成過程は定期的にお知らせできればと思っています。
お時間があるときに時々お立ち寄りいただければ幸いです。