【ブログ】柄物の紳士靴
ドール用靴靴作家ishikrat(イシクラフト)です。
オビツル用の靴を柄物の革で作成してみました。
今回使用したのはクロコダイル(ワニの革)です。
初めはダイヤモンドパイソン(ヘビ革)での作成を検討していました。
しかしダイヤモンドパイソンはかなり硬い革でオビツ11用の紳士靴サイズで使うにはカーブがきつく不向きだと思いました。
そこでクロコダイルを選択しました。
今回まずは一足試作を作り 仕上りはまずまず良いのではないかと思います。
天然素材の柄物の革は二つと同じ柄はありません。
その革を使って作った靴も同じ柄のものはありません。
一足一足がまさに世界で一足だけの足となります。
少々おおげさな言い方ですが本当です。
この辺りも天然素材の良い所ではないでしょうか。
試作品を見て感じた事はフォーマルな雰囲気があり またセレブ感もある様に思いました。
私が過去に作成した柄物の靴はオビツ11用のブーツだけでした。
この柄物を紳士靴へも展開してみるのも良いかもしれません。
試作を作ってみてわかった問題がいくつかあります。
まずダイヤモンドパイソンより柔らかいとはいっても通常使っている革よりは硬いため加工に時間がかかる事。
つまり作成時間が多目にかかります。
作成時間が長くなるとコストが高くなるといえます。
作業時間によるコストが高くなるのに加え革自体の価格も高いので仕入れ値が高くなります。
まとめると売販価格が高くなるという事です。
しかし価格は上ってしまうのですが柄物の紳士靴はなかなか魅力があります。
一足づつ異なる表情の靴になる事 。
独特の雰囲気がある事。
作る事がとても楽しいです。
ですので前向きに検討してみようと思います。