【ブログ】ハンドメイドの良さはどこにある?

ハンドメイドの良さってどこにあるのでしょうか?

ドール用革靴作家ishikrat(イシクラフト)です。

今回は私の思うハンドメイドの良さについてお話します。
私が思うハンドメイドの良いところ

それは「整っている不揃い」だと思っています。

整っている不揃い、矛盾しているようですがこれは一体どういうことなのか

お話ししていきたいと思います。

何かを作って買っていただくと言う事はまずしっかりと作られていることは大前提です。
そして売っている商品には大きく分けて二通りあります。
まず一つ目は企業が作っているもの、特徴としては全く同じものが沢山売られます。
工業製品について品質は均一です。
基本的に大きさもサイズも全て統一規格で作られます。
そしてもう一つはハンドメイドです。

こちらはどうでしょうか。
ぱっと見どれも同じように作られてはいますがよく見るとわずかにそれぞれが異なります。
これはやはり一つ一つ人が手作業で作成しているためです。
機械ではないので寸分狂わず全く同じものをたくさん作るのは不可能です。

その中で私が一番注目しているのは縫い目です。


工業製品においては機械のトラブルがない限り縫い目は均一です。


これに対しハンドメイド品についての縫い目はどうでしょうか。


揃ってはいますが微妙にずれている部分があります。


これがまさに整っている不揃いです。


全体的には揃っているのですが手作業のためどうしても微妙な誤差がでます。


ここにハンドメイド作品としての味があります。


または温かみと言ってもいいかもしれません。


つまり作品を見たときに感覚的に感じるわずかな誤差が

ハンドメイド作品の特徴ではないかと思います。

工業製品とハンドメイド品、どちらもしっかり作られていたとしても

作成する数、販売価格についてはどう転んでも工業製品にはかないません。
それでも工業製品ではなくハンドメイドで作られた作品を

購入してくださる方々がたくさんいらっしゃいます。
そのような方々はハンドメイドの味や温かみと言う部分を重視してくださっているものだと思います。  
さらにもう一点、作品を作っている人の考えや姿勢や背景に共感でき、

この人が作ったものだから欲しいと言ってくださる方もいらっしゃいます。
このようにハンドメイド作品というのは作成する上で見える背景が良いのかもしれません。

私はハンドメイドでドール用の小さな靴を作ってきました。
私自身ものを作ること、ハンドメイドが好きなので作成を続けています。
そして作った作品を使ってもらいさらに喜んでもらえることがとても嬉しくとても楽しいです。
好きで続けていることなので改良していくことも新しいアイデアを出すことも苦ではありません。
そのようなことが楽しみでもあります。
これまでもこの先も手作りの良さを感じてもらえるような靴が作れたらと思っています。

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