【ブログ】靴箱
ドール用革靴作家ishikraft(イシクラフト)です。
今回は靴ではなく木箱についてのお話です。
今期は靴の作成数を増やしたいと考えています。
靴の数が増えた場合イベント陳列時に時間がかかり並べきらないということが起こるかもしれません。
陳列時は靴を金属製のプレートに乗せて並べています。
靴とプレートは別々に持っていき会場で一つ一つ靴をプレートに乗せて並べていました。
これを改善してはじめからプレートに靴を乗せた状態で持っていきそのまま出せば陳列できる様にしたいと考えました。
一箱で40足入るように作りたいと思います。
まずは材料です。
アクリルで作ると透明でかっこよさそうですがこれだと高いので木材を使用します。
コストはおおよそ1,000円でした。(木材のカット代除く)
実は先日一度作ったのですが実際に作ってみていろいろと不具合が見つかったので今回はその点を修正しています。
試作ではカットはすべて自分で行いましたが今回はホームセンターで木材を購入しそのまま希望の長さにカットしてもらいました。
(カットは有料で1カット50円でした)
写真の細かい部品は自分でカットしましたがそれ以外はお願いしました。
有料カットは業務用の機械でカットするのですべて均一の長さになります。
確認したところ誤差はおおよそ0.3mmでした。
作る楽しみは少し減ってしまうのですが作成時間は大幅に短縮できます。
あくまで靴を持ち運ぶ備品の作成ですのでローコストで早くできる事に重点を置いています。
ここから組み立てとなります。
まずは各部品をつける場所に線を書きました。
そして接着していきます。
基本は木工用の接着剤でつけていきます。
今まで木工用ボンドといえばおなじみの黄色の容器に赤いラベルのものを使用していました。
しかし海外の工作動画でよく使われているタイトボンドというものが以前より気になっていたので使ってみます。
値段は1,080円とお高めでしたが使ってみないことにはわかりませんので思い切って購入しました。
木材に薄すぎず厚すぎずのボンドを塗り接着します↓
接着後はみ出た部分は乾く前に拭き取ります↓
そしてまずは四方の枠をつけました↓
枠部分はしっかりずれないようにしたいので裏から釘を10cm間隔で打ちました。↓
あとは仕切りの部品をすべてつけて完成です。
材料をカットしてそろえてから大体2時間くらいで完成しました。
木材が1,000円、カット代300円でしたので材料費が1,300円。
コスト、作成時間とも少なくすみました。
備品ですので簡単に作れることが大切です。
暇をみてあと4個作る予定です。
初めてつかったタイトボンドは粘度はほどよくさらさらで伸びがよく接着速度が速く感じました。
また接着強度も十分でした。
値段は高めですが大量に使うわけではないので今後も使いたいと思います。
おすすめの木工用ボンドです。
今回は木材を使った靴箱の作成課程をざっくりとご紹介させていただきました。
木材は革と同じくぬくもりが感じられる素材です。
天然素材ですので一つ一つ色や木目などの表情が異なり味があります。
また加工がしやすいのもよいところだといえます。
磨いたり色を塗ったりしてもよいですし時間がたてばエイジング(経年変化)も楽しめます。
木材と革は共通する部分が多いように思えます。
革であっても木であっても物を作るというのは楽しいものですね。
靴作りをメインにいろいろな物作りを楽しんでいこうと思います。